スクエア T4 - 4 コーナ、両面チップ
粗加工および中仕上げ加工用に作られた Square T4 (スクエア T4)は、4 コーナで、チップとカッタボディの接触面積を増やして、溝加工、コンタリング加工、およびプランジング加工での表面仕上げ精度を高める、革新的な接線方向(タンジェンシャル)カッタデザインを特徴としています。
Square T4 の強固で信頼性の高いポケットシートと多コーナのチップとの組み合わせにより、切削の安定性が最適化され、きれいな直角の壁面を加工できます。チップの最も厚い部分に強い切削力が加わるように、チップはカッタに対し接線方向に取り付けられており、小径で切込みが深い加工において必要な強度を提供します。また、Square T4 は、切れ刃のリード角でポジティブなすくい角を使用することで、スムーズな切削加工を実現します。
この T4 スクエアショルダ加工用カッタは、T4-08 サイズと T4-12 サイズが用意され、高い切り屑除去率が得られます。適切な条件下において、鋼、鋳鉄のほか、ステンレス鋼、チタン合金、耐熱合金などの加工が難しい被削材について、一般的なフライス加工で汎用性に富んだ使い方ができます。
Square T4-08 は M08 および MD08 チップジオメトリと 8 種類のチップ材種で構成され、ストレート、ウェルドン、アーバ、Combimaster™(コンビマスター)などの取り付けタイプがあります。切削径 0.625 ~ 2.5 インチで、最大切込み深さ 0.314インチです。コーナ R は 0.016 ~ 0.063 インチです。
大型の Square T4-12 は、最大切り込み深さが .5 インチで、高い切り屑除去率が得られます。さまざまなチップ材種とジオメトリに加え、標準とクロースピッチタイプが用意されています。コーナ R は 0.031 ~ 0.125 インチです。